新感染

観ました。ネトフリで。
『新感染 ファイナルエクスプレス』

もともとゾンビ映画ってあまり観たことがなくて、ただこれは公開当時おれがめちゃくちゃ映画館に通ってて(好きな映画が公開されて何回も観てた)、予告を何度も観るなかでずっと気になってたっていうのと、ヨンハくんが面白いよって教えてくれたのとで、ついに勇気を出して観ました。

普段全然観ないジャンルだから何から何まで新鮮でした。

ゾンビ怖かったです。
(ジュラシックシリーズ観るときは「恐竜が暴れ出して人を食い始めるところからが面白い」と言っている人間です)

以下ネタバレ含む、かも。

ただのゾンビ映画じゃなくてとても面白かったです。なんだろ、圧倒的な"陽"で正義感の塊みたいなヒーローがいるゾンビ映画ってあるじゃないですか。でもこれはそうじゃない。

人間の本質みたいなのが浮き彫りになっていく感覚。迫り来る"死"を前にしたとき、普段エゴイストなのに周囲の人を護ろうと動ける人と、本当に最後まで自分のことしか考えてない人と、大切な人のためなら周囲を犠牲にする人と、いろんな人がいるんだな、と思った。

恐怖を前にするとここまで人って変わるんだなあ。

主人公はずっと自分と娘のことだけを考えていたのに、少しずつ変わっていって、「全員助かったはずだったのに」と人を殴れるくらい変われた。

変わってしまった姉を見てドアを開けた妹の気持ちはなんとなくわかる気がする。どうせ死ぬなら愛する姉に噛んでほしいと思うかもしれない(彼女がそう思ったのかは分からないけれど)。

ずっと決めかねていた娘の名前を叫んで、最後の最後まで理性を残して大切な人の盾になった彼がとても眩しく見えた。おれはたぶん、あんなふうにはなれない。だからといってバス会社の常務にはなりたくないけど。

それにしてもあの騒動のなか混乱することなく冷静に、かつ乗客のことを第一に考え行動できた運転手が本当にかっこよくて、まじで、バス会社の常務許さねえからな。

ゾンビに噛まれてしまった好きな人を、しっかりと抱き締めて離さなかった彼もかっこよかった。友人たちを攻撃することができない姿も、自分も噛まれると分かっていても絶対に離れなかったのも。

最後だよね。最後がズルすぎる。もう滝のように泣いた。

理性の残っているうちにブレーキの使い方を教え、初めて娘を抱いた日のことを思い出しながら身を投げる姿に涙が止まらなくて。

おれが観ているのは本当にゾンビ映画なのか?と思うくらいのヒューマンドラマだった。

ちなみに泣きながらまぶたを擦ったら左目のコンタクトが行方不明になり、彼が身を投げるシーンは左目の痛みに耐えながら右目だけで観ました。

おれ泣きながら目擦るとすぐにコンタクトいなくなるからやめたほうがいいとおもう。まじで。だって全然見つからないし、見つかったと思ったら三つ折りになってんの。なんで?!って感じだよね。本当に謎。

観終えてからコンタクトを発見して取り出すまでに30分はかかったからね。

おかげで左目が未だに痛いですよ。まったくもう。おれはそろそろ学んだほうがいいと思う。でもこれこんなに泣くと思ってなかったから仕方ないよね。今回は許そう。

そんな感じで、順序バラバラのまったく纏まってない感想でした。

教えてくれたヨンハくんに感謝状を送りたいと思います。
ありがとうございます。

0コメント

  • 1000 / 1000